五十肩 肩の激痛が軽減したら行う3つの運動 part2
- 理学療法士 石山
- 2020年11月30日
- 読了時間: 2分
更新日:2020年12月6日
先程の3点の運動をなぜ勧めるのか。
part2ではそちらをお伝えしようと思います。
それには肩の内圧が上昇する原因についての説明が必要になります。
肩の内圧が上昇する原因
先のブログで述べたとおり肩の内圧上昇には肩峰周辺の組織が概ね原因となり起こります。
外的に肩にかかるストレスはタオルによるポジショニングで対処しました。
内的に肩にかかるストレスの原因となるのは肩の関節をまたぐようにつく組織になります。
周辺の組織が硬ければ
上腕骨を関節側に引きつけ過ぎ
逆に関節側から肩の方に押しつけ過ぎ
によって内圧が上昇します。
そして、その代表的な組織が
棘上筋
棘下筋 です。
この二つの筋肉は関節をまたいで付着しているだけではありません。
文献によると 痛みがある時には他の筋肉と比べてとても過敏でいち早く縮んでしまう。とのことです。
これが内圧上昇に大きく関わります。
また、一度上がった内圧は減少するまでに時間がかかります。
肩の内圧をどう下げていくか
運動処方はいかにして内圧を下げられるかが大事になってきます。
先行文献では
一定の軽い負荷
反復した動作
による運動が肩の内圧を下げやすいとされています。 先に挙げた3つの体操は、
主にこの棘上筋、棘下筋に対して
この2つの要素を踏襲した上で行っています。
一回で全て理解することは難しいとは思われますが、
少しでも理解が深まれば光栄ですし、身体への気付きがより治療の効果を高めてくれることでしょう。
おわりに
運動することは言わずもがなとてもいいことです。
動画や雑誌でも良質なコンテンツが増えてきています。
しかしながら、それを正しく再現して適切に行えているか。というほうがはるかに大事です。
それをいかに理解していただき、その上で実施していただけるか。
その結果が治療の効果です。
整形外科に通わなくても良いカラダを作り、
諦めたり、休んでいたお仕事やご趣味や余暇活動を再開できるようになったら
これ以上に嬉しいことはないんです。
コロナの件も早く落ち着いてほしいものです。
それではまた次回。
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